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初秋の火打山・妙高山 Vol.2

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朝目覚めたのは4時過ぎだったかな。夜中に何度か目を覚まし、少し寒さを感じたりもして、少し肌寒さを感じたので、テントの中でお湯を沸かして、まったりシュラフにくるまったままコーヒータイム。身体もあたたまり、目もスッキリ覚めたら、朝ごはん用のお湯を沸かしましょ。お湯が沸くまで、アルファ米を戻すまでに、シュラフやカバーにシーツをくるくる畳んでお片づけ。
朝ごはんはワカメご飯ととろろ昆布汁。はぃ、お湯を入れるだけですよん!山で食べればなんだって美味しいもん(≧∇≦)

お腹いっぱいになったら…外へ☆清々しい朝、外でご飯にすべきだったぁ(≧∇≦)



フライシートとインナーテントの間に随分と結露してたから、しっかり水分拭き取って、畳みましょ。しっかり拭いたつもりでも、やっぱり少し重くなってるね。
のんびり畳んで、荷物整理して…6:30には出発できるかな?なんて思ってたけど、トイレに行ったり、なんだかんだとしてたら結局7:00になっちった!

ヒュッテの前で身支度してたら、北アルプスが見えてるねぇとお兄ちゃん達の声!はっ☆チビな私の視界には針葉樹林ばかりが目に入っていたけれど、その向こうに北アルプスが見えてたのねぇo(^▽^)oひゃっほ〜♪
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ちょっと高いところに登って眺めてみた!

さ、さ、今日の目的地ひとつめは妙高山頂。なかなか手強いお山だとは聞いている。お隣のテントのおじさま方も妙高はつらいから寄らなくていいやなんて話されていたし。

ガイドブックには笹ヶ峰へ戻るルートも載っていて、それだとどこかにザックをデポしていくこともできるけど、私は燕温泉を第二の目的地としたのでずっと背負って行きますよp(^_^)q…とすれば無理は禁物、スタミナ切れないようにのんびり歩くことにするのだ!

それにしても…気持ちの良いお天気についつい足が止まる。のんびり歩く以前に歩いてないもの☆
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少し登って高度を上げたところから望む北アルプス。ズームで見えるは槍ヶ岳…よね?
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そしてちょこっと登って稜線に出れば、日本海〜o(^▽^)o♪ 多分!
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雲が少しアーチ状になっていて、もう少し粒子が細かくて、もう少し幻想的な雰囲気になると白虹っぽく見えるのかな?
しばし稜線を歩きます。
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山道の怪しげな雰囲気を楽しんだり…朝方は雲がかかっていた火打山方向を見返したり。
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日本海の気配を感じたり…バラエティに富んだ景色がとっても楽しいo(^▽^)o♪
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ちらりと進行方向に見えたたのお山が妙高山よね。すご〜く遠くに見えて、あそこまで行くんだなぁ…と全然実感がわかず、他人事(≧∇≦)
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それよりも雲を見下ろして歩ける楽しさや秋めいたお山を楽しみながら歩けることが嬉しくって仕方がない。
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足元には花々もo(^▽^)o♪白い大きな花、最初は大きさにはじめましてかな?なんて思ったけれど…
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何度も会ってる、毎年会ってるウメバチソウちゃんよね(≧∇≦)栄養が豊富なのか、元気が良くて、大きく咲いていました。
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アキノキリンソウちゃんは朝露と陽光できらきらりん。
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まだまだ緑いっぱいのお山。
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とはいえ…ほんのり秋色も(*^^*)♪
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ゴゼンタチバナちゃんは真っ赤な実をつけて、葉っぱも紅葉始めました(*^^*)/
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あれ?のんびり歩き過ぎ?50分も歩けば、黒沢ヒュッテに着くはずがまだ茶臼山。そこから妙高が見えました。まだまだ遠いなぁ!
下に目線を向ければ黒沢池。
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道は少し下りになり、気持ち良く歩いて、黒沢池ヒュッテ到着は8:20
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コースタイム50分って書いてあるけど、80分かかってるよぉ(≧∇≦)
ヒュッテの前にはたくさんのザックが並んでる。妙高ピストンの人が多いのね。
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歩くペースを抑え、重いザックも意外と気にならない。山をたっぷり楽しみながら歩きます!
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あなたはマユミじゃないよね?これから弾けるツリバナちゃんかな。
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ツルリンドウさんはとても可憐で優しく咲いていました。
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アカモノさん達も実りの秋(*^^*)♪

大倉乗越9:00 女性数名が休憩してると思ったら、おひとりは完全にダウンして眠られているご様子。大丈夫なのかしら?と思いながら、私は先に進みます。
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少し近づいてきたようなカヌレのようなどっしり妙高山を眺め、長助池を見下ろしながら。
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ロープが垂らしてある急な道をせっせと下り、巻道をてくてくと歩いていたらヘリコプターの音が聞こえて、捜索してる様子。何やら拡声器でアナウンスされてるようだけれどプロペラ音で聞き取れない。
長助池分岐でひと休み。ザックを下ろして休んでいる間もヘリがパタパタ。滑落事故でもあったのだろうかと少し気が沈む。さ、気を取り直して頑張って最後の中央火口丘の急登とやらを登りましょp(^_^)q 登りつつ、振り返ってみると大蔵乗越でヘリに要救助者者が吊り上げられるのが見えた。ぁぁ、事故ではなく、具合が悪くなられて横になられていた方の救助だったんだ。無事救助されたようで良かったですねぇ!と追い越されて行く方と言葉を交わし…ホッとする。ホッとしながら、単独山行の私、ひとり歩けないほどの体調不良になったら…どうしたらいいんだろ?なんて不安もよぎる。まぁ体調が悪い時は無理に強行しちゃいけないなと思いつつ、健康で歩けている自分をありがたく思いながら、一歩一歩登りましょ。
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緑がとても綺麗だったけれど、その道は決して優しくはない。
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苔生した岩岩も優しく見えるけれど、なかなか厳しい山道だった。
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ピストンの人も多く、下りてくる人が沢山いるので、道は譲られる前に、先手先手で譲る!登り優先とかいうけれど、待たせてるとやっぱり気持ちが急いてしまい、必死に登ってしまうから、疲れるんだもの(≧∇≦)休み休みゆっくり登らせてくださいませ。
ホント身軽な人が多く、何人もの人に大きなザックだねぇ!すごいねぇ!プロだねぇ!頑張ってるねぇ!などと声をかけられた。あはは。テント装備で登るべきお山じゃなかったっぽ。(≧∇≦)大きなザック背負ってる人はホント少なかったなぁ。下りてくる方にもうすぐ山頂ですよ!と勇気付けられたところで小さな神社があったので、無事に登って来られたことを感謝して参拝(^人^)
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そして妙高山北峰、到着〜o(^▽^)o11:40 コースタイムより約15分遅れくらいだから、道を譲って待ってる時間とか考えると、まぁ良いペースだったのかな。
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登ってる時も下りの人にこっちからも燕温泉に戻る道ありますよね?と聞かれたけれど、北峰でも聞かれ…なんでかなぁ?と思ってよくよく聞いてみると、燕温泉から燕登山道を登ってきたものの、しんどかったし鎖場が怖かったから、その道は通りたくないってことらしい。地図を確認すると長助池から燕新道ってのがあるから、行けるのでしょう…。よく知りませんけどね(≧∇≦)さ、北峰よりも高い妙高大神祀られた南峰に行きますよぉ!
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日本岩という大きな岩を見上げてみる。う〜んどの辺りが日本なのだ!?
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そうそうお天気はいつしかどんより曇りになっていたというか、雲の中にいたというか。少し涼しくなっていたのは暑さの苦手な私には好都合だったかも。
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シラタマノキやコケモモの紅白の実がなんだかおめでたい感じで嬉しいなぁと思ってみたり。
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そして妙高大神
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ここで昼食にしましょう!登っている間に気づいたのだけど、お昼は棒ラーメンにしようと思っていたものの、水がないと(≧∇≦)全部スポーツドリンクの粉末入れちゃってるもの。そんな訳でラーメンは食べられず、ラーメンライスにしようと持っていた朝ごはんの残りのワカメご飯を食べ、行動食のチョコレート菓子を食べ、良しとします(≧∇≦)
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ガスってほとんど視界がなかったのだけれど、少し風が吹き、山肌が見えたりするだけで嬉しくなったり。すっきり晴れた時の景色は雄大そうだなぁと感じながら、12:15下山開始。鎖場もあるのでストックは片付けて下る。ストックがないとやっぱりザックの重さがもろに腰や膝に来る感じでゆっくりゆっくり。30分ほど下ったところで出てきた鎖場は最初は横移動、それから数mほぼ垂直に降りる感じ。
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足がかりはしっかりしてるものの、何よりやっぱりザックが重く、慎重に慎重に下りました!
土の道になって少し歩きやすくなったら、ストックを出して、またのんびり歩きます。
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風穴があり、心地よい風を感じられるかな?と思ったけれど…いっこも風吹いてませんけど〜orz
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てくてく少し滑りやすい道もあって慎重に慎重にますます歩くペースが落ちていく。
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ひっそりとした光善寺池を通り過ぎたらすぐに天狗堂。
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天狗堂に着いたのは13:50
少しずつ少しずつコースタイムから遅れていたので15:00下山予定だったけれど16:00を回りそうだなぁ…と思いつつ、ま、下りたところが温泉宿だから良い良い。のんびり行きましょう!
下りてきたおじさまが下りは早いね!なんて言うけど、私は下りも遅いのよ〜(≧∇≦)この先も岩ゴロゴロの胸突八丁。歩きにくいったらない。
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地獄谷という名だしねぇ。しんどかったぁ!でも温泉の香りがしてなんだかサウナに入ってるような気分でもあり、癒されたのよ。鉄分多い水なのか岩なのか、沢が赤く見える(*^^*)
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麻平分岐通過は15:00 天狗堂からコースタイム45分のところ70分もかかってる。もともと下りはあまり得意じゃないけど、火山は岩が多く、特に苦手な小石ゴロゴロは時間かかるんだなぁ…。
少し時間がかかり過ぎていることに焦りも感じたけれど、怪我なく安全第一に降りることを忘れてはいけない。って全然早くなんてもはや歩けないし!
さらには道がコンクリートになったものだから足に厳しく疲れるの。この辺りは赤倉温泉の源泉なのね。その管理用の道のようでしっかりコンクリート(≧∇≦)
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この辺りには温泉であたたかいのか土がいいのか、お花が沢山。
ミゾソバも可愛らしく咲いていたよ。
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ダイモンジソウも元気いっぱい大の字。
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ダイモンジソウの写真撮ろうと目を向けたところにチョウジギク(*^^*)♪
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ウメバチソウもたくさん。やっぱり尾瀬あたりで見るのよりひとまわり大きいサイズ!
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振り返ると称明滝、光明滝も見られました(*^^*)☆
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トモエシオガマちゃんにこんなところで会えるとは♪
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キバナアキギリちゃんがたくさんと思ったら…いろんな色のアキギリちゃんが咲いていましたo(^▽^)o♪
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狭いコンクリート道もおしまい。
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登山口に下りて来たのは15:55 広いコンクリート道に変わって、これがまた急で足腰に堪えるから、後ろ向きで歩いちゃったもの。少し青空も見え隠れ。
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燕温泉のお宿に着いたのは16:10頃でした!

建物も古い元旅館のホテル、和室はひとりだというのに10畳。ソファもあって疲れた足にも優しくて、ありがたや。

湯花ふゎふゎ浮く白濁のお風呂。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム - 炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉と盛り沢山の成分が入っていて、疲れた体を優しく癒してくれました(*^^*)♨︎
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露天からは緑深いお山の雰囲気も楽しめて気持ち良かった!

ふぅ。
テント山行は経験が乏しく、今回がっつり登って下ったことは良い経験になったなぁと思う。楽しかったけど、しんどかった〜(≧∇≦)今度計画を練る時にはもう少し時間に余裕持たせるようにしなくちゃ。
あ、でも下りて来た時バス停で話していたおじちゃん達もコースタイムより1.5時間多くかかったって言ってたから、地図のコースタイムが厳しめなのかもしれないなぁ。
そして…貰い物のテント、広くていいんだけど…ソロ用の軽いの買おうかなぁなんて思い始めてみたり。

まぁとにもかくにも火打山、妙高山、タイプの違う素敵なふたつのお山をたっぷり楽しんだ2日間、めっちゃ楽しい満足な山行でしたとさ〜o(^▽^)o♪
by woodnote2014 | 2014-09-20 10:36 | 山歩き