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白峰三山 ソロテン泊縦走の想い出 ②テント泊と私。

他人は全く認めてはくれないけれど、私は人見知りだ(≧∇≦)
そのくせ山小屋でいろんな人に会うといい顔をしてしまう。それで疲れてしまう。まぁ、めんどくさくて仕方ない時もあれば、良い人達に巡り合って心底楽しい時間を過ごせることも多々あるのだけど。
まぁ自分しか認めないとはいえ、人見知り。ひとりで過ごせるソロテン泊も大好きだ。
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(写真は2014年8月の木曽駒ヶ岳)

そんな私とテントとの出会いは不思議なもので山小屋だ!




もう9年ほど前のこと…
山小屋泊2度目…あ、富士山の山小屋を入れると4度目かな。尾瀬赤田代の温泉小屋。ハイキング程度の経験しかなかった頃、北アルプスを勧めてくれて、テント泊も勧めてくれて、テントをくれるなんていうお山の大先輩のお母さんに出会ったのだ。
出会って数週間後だったか、電話をして、テントをいただきにご自宅に伺って…初めてのテント泊はそれから2年後のことだったけれど、その後、年に1、2回テント泊をしたり、しなかったり。数えてみるとテント泊をしたのは10回ほど。

貰い物で古いとはいえ、さほど重くもない。十分使える良いもの。私が譲りうける前には一度しか使ってないとか。調べてみると小川テント製だったみたい。
まだまだ使えるのだけれど…時折新しい物好きの血が騒ぐ。不意に新しい軽量テントが欲しくなった。欲しくなった翌日にネットでポチって、2日後には手にし、1週間後には担いで登っていた訳で。オニドーム1。
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ソロ用テントとしては広く感じるし、軽いし、なかなか良い。フライシートがオレンジというのは私の好みではないけれど、青系統のものばかりの私には逆に良いのだ…と自己暗示(≧∇≦)

話は変わるけれど…北岳に登ろうと思ったのは、仕事が忙しかった5月だったか、ラン月間で山に行きたい気持ちが募っていた6月だったか。不意に開いた数年前の山雑誌の北岳の写真に呼ばれたように思ったのだ。
その時はテント泊を考えてはいなかった。いつかしら…なんとなくなんとなく白峰三山、なんならテント泊で行ってみたいなと思っていた。自分でもよく覚えていない(≧∇≦)ただいつかしら誰に言われた訳でもなく、深く計画を練った訳でもなく…なんとなく自然とソロテント泊縦走は決まっていた感じ。
もちろんそうは言っても安易に決めた訳ではない。ガイドブックやネットでの山行記録を調べ、状況を調べ、天気予報とも相談しつつ…の決行だ。

下調べはちゃんとした故に…キツイだろうことは想像してたけれど、少し自分を過信していたのも事実。自宅でバッキングして背負ってみると意外と軽く感じ、計ってみると15.5kg 出発当日朝、アクエリアス1L、お茶500mL コンビニおにぎり2個を加え、ストックは手に持つとしても17kgは下らない。
それでもさほど重くは感じなかったのだ…歩き始めは楽勝!なんて思っていたもの。

ところが…広河原を出発してすぐに、どんどん重く感じ、二俣を超えた辺りからもう太腿ぱんぱん、筋肉ピクピク、歩く速度は遅くなったっけ。下りはともかく、登りがてんで足が動かない。段差の大きいところでは右太腿がピクピクピクピク。水分や塩分が足りてなかったのかもしれない。
それでもなんとか歩き通せて北岳越えて北岳山荘 テン場に着いた。
小屋ならば荷物を置いて、すぐさまビールを飲んでる私。テント泊となるとそうはいかない。山荘の幕営受付を済ませる。テント泊の受付も混み合っていた。申し込み用紙を記入して、順番を待つ。前のおじさまが2人分といって5000円渡して、おつりに4200円もらっていて…少しの間の後、おじさまは、間違えてますよ、2人ですよと。ひとり800円、おつりは3400円だ。小屋の方がなんだか勘違いしていたようで事態を飲み込むまでに時間を要していて、理解してようやく笑う。私もつられて笑う。「良い方だ〜!」とつい口を挟む…(どこが人見知り!?)「山の上ではね」とおじさま。「下りてもいい人でいてください!」と小屋の方(*^^*)。そして私の番。「ひとりです!良い人じゃないのでおつりは300円でも400円でもいただきます!」と千円札を渡す。「200円で勘弁してください」と小屋の方。…まったくどこが人見知り(^◇^;)

さて。テントをどこに張ろう。小屋の周りも高台も、見晴らしの良いところもびっしり埋まってる。斜めってる場所しか残っていない。
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人見知りの私が選んだのは、そばには他のテントを張れないだろう場所。人見知りなもんで(^◇^;)

テントを設営して、マットやらシュラフやら広げて、食糧やらコッヘルやら出して、それからようやくビールを買いに行く。途中に通った肩の小屋の生ビール美味しそうだったなぁ。くじけてそこにテント張ろうかと思ったもの。北岳山荘では缶ビールしかなかったけれど、何の不満もない。夕空の下、喉を潤すビールはサイコーに美味かった。ビールをくぴくぴ飲みながら、バジルソーセージを茹で、パスタを茹で、バジル卵スープを加えて、簡単スープパスタ。
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缶ビールを飲み干したら持参の白ワインをちびちび。

お腹が満たされてから少しお散歩。テントを張った場所からは富士山は見えないけれど、小屋の裏に回ると雲海越しの赤富士。とてもとても美しかった。
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徐々に空も雲も富士も色を変えていく。素敵な時間だった。
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越えてきた北岳も凛々しかった。
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この時はまだ翌日歩くかどうか迷っていたけれど…夕焼け雲が伸びる稜線を眺める時間がとてもとても心地良かった(*^^*)☆
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標高3000mほどの山々の上で静かに過ごす時間はとてもとても気持ち良く、少し冷えてきたカラダを温めなくちゃ。テントに戻り、またワインちびちび。
夜空には雲がありつつもお月様の周りには月暈が見られたり…北斗七星を見上げたり。心地良い夜だった。

さて…2日目も結局しっかり歩いた。山歩きの行程は別に書くとして、雨の中の稜線歩き、どろどろの下山道を経てたどり着いた大門沢小屋。テント泊受付に行くと、テントを張ってから来いと…。もう整地された場所はいっぱい。どこに張っても構わないけど、張れてから受付だと。
ふむふむ、テン場にもいろいろあるのだね。小屋下のテン場はすでにいっぱいというから歩いて来た道を上に戻るしかない。草っ原、岩も多いながら、私一人寝るには岩も邪魔にならないような緑いっぱいの場所に設営。
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私がここに辿り着いたのは15:20頃のことだったけれど、どろどろ、ゴロゴロ、滑りやすいところ、悪路の下山道。17時過ぎて辿り着き、テントを張る場所を辛そうに探す方もいらっしゃったけれど…私のテントの周り、スペースはあれど岩ゴロゴロ。張れる場所はありません、人見知りの私にはサイコーの場所でした。

なんとか張れましたと、受付500円を支払い、缶ビールを買って…鳥の声と大門沢の水の流れを聴きながら、柿の種でほぼ一気飲みしたら、お湯を沸かして、パスタを茹でて…いや、お湯を注いで3分の便利パスタ(≧∇≦)残り物のレーズンスコーンを添えて。残り物の白ワインと共に☆
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疲れたカラダにワインのアルコールが染み渡って気持ちよかったなぁ(*^^*)

そんな気ままなソロテント泊縦走。荷物は重くって足腰には堪えたけれど、とてもとても楽しくてとてもとても心地よい時間だったのだ。

ふふ、癖になりそう(*^^*)♡


さてさて、山歩きのレポもちゃんと書かなくちゃね!!


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by woodnote2014 | 2016-07-20 19:55 | 山歩き | Comments(2)
Commented by りこ at 2016-08-12 10:28 x
こんちはー。
わお、カッコいい山旅してますね。
昨年、体力づくりが間に合わず、しかも天候不良で白峰一山だった私は尊敬しちゃいます、すごい。
私の1泊目は池のとこだし←名前忘れちゃった、私なら3泊の行程だわ、ザックもかなり重そうだし(>_<)。
私ももう少し体力つけないと。
いま移動時間に読んでいたので、また続き読みにきまーす。
Commented by woodnote2014 at 2016-08-14 13:39
りこさん、こんにちは〜(*^^*)/
夏休み山行から下りてきたら、りこさんの夏休み山行レポも知らぬ間に上がっていることに気づきました!
私もあとでゆっくり拝見させていただきますね〜♪
北岳テン泊山行は、足腰の鍛錬とテン泊の良い練習になりました!
山の日から室堂〜薬師岳〜折立をテント背負って3泊で行ってきました。年々体力だけはパワーアップしてる自分に自分でも呆れるほどです。えへへ。